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今月は、久が原の駅前商店街ライラック通りにある「月のうさぎ」の森島さんです。 |
森島さんは大学卒業後、都内の病院に産婦人科部長の秘書として勤務されていました。秘書業務の他に、産婦人科の相談外来で、妊婦さんの不安などを聞いてあげたり、色々な相談にのっていました。そんな中、看護師などの資格がなかった森島さんは、もっと専門的な知識を身に付けたいと、仕事帰り、夜間大学に2年間通うことを決意しました。2年間、月曜日から金曜日の18時から21時まで、毎日通いました。職場の方の理解もあり無事卒業し、社会福祉士の資格を取得しました。
その後、転機が訪れます。秘書をしていた部長が別の病院へ移ることになったのです。そこで、せっかく取った社会福祉士の資格を生かした仕事をしてみようと転職を決意します。そして、平成13年地域包括支援センターで働くことになりました。そこでは、介護保険等の申請業務を始め、介護保険に関する相談業務をされていました。地域包括支援センターというのはどうしても公の立場での対応になってしまうので、もっと相談者に近い立場の民間として相談業務をやっていきたい、と考えるようになっていきました。幸い、地域包括支援センターという職場柄、地域の事業所や区の人との人脈もかなりできたので、民間としてやっていくことができるのではないかと思い、事業所を立ち上げることにしました。
そして平成16年5月、久が原に事業所を開設。当時は5〜6人だったヘルパーさんも今では20名ほどになり、看護師も3人から8人へ、PT(理学療法士:リハビリを手伝ってくれる人)も1人から5人へ増えました。ケアマネは森島さんが常勤として一人でやっていますが、非常勤の人も3人いらっしゃいます。近所でもとても評判の良い事業所で、あっという間に大きくなっていきました。働いているスタッフの方が皆、森島さんの考えを良く理解して、同じように考え働いているからだと思います。
そんな森島さんが常に心がけていることは、自分の心と体が健康でないと相談相手の全てを受け入れることはできない。だからこそ、常に心はフラットで元気な状態を保っていたい、ということです。そして、本人の気持ちをまずは一番に考えることを心がけています。例えば、本当はデイサービスなどを利用して外に出た方が良いと思う人であっても、本人がどうしても行きたくないというのであれば、無理強いはしないそうです。ケアマネとして、その人にあった理想のサービスプランを立てることは大事だけれど、それを押しつけないように気をつけているそうです。
また、ケアマネさんはどうしてもサービスを選ぶ立場にあるので、ともすると利用者や業者さんの上になってしまいがちですが、森島さんはそれは絶対にしてはならないことだと言います。医師、看護師、サービス業者、ヘルパー、ケアマネなど、全ての人たちが資格など関係なく同じ立場で同じ土俵で、一人の利用者のために一緒に最善を尽くすということが大切だと考えています。
産婦人科部長秘書として働いていた頃から、資格がないからこそ謙虚に相手の話を聞いて相談にのっていた森島さんは、ケアマネになった今でもその謙虚な姿勢は変わっていません。ケアマネだからといって、してあげるという気持ちを持つのではなく、人生の先輩から何かを教えてもらおうという気持ちを持って接しているそうです。だからこそ、森島さんのところには、一日に何度も電話してきたり、日常のささいなことを相談にくる人がいて、本当に皆さんに頼られているのだと思います。
社長である森島さんをはじめ、あったかいスタッフがいる事業所を訪問し、私自身なんだかとってもあったかい気持ちになりました。(2008年3月現在)
| 次回は森島さんが事業所を立ち上げる際に目標とした方であり、頼りになる先輩というケアマネさんを紹介します。どうぞご期待ください。 |
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