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先月のケアフレンズの安藤さんからの紹介で、今月は「アンティ・ケア」の菅(すが)さんです。 「アンティ・ケア」さんは、居宅介護支援サービスの他に、訪問介護、訪問看護、訪問リハビリを提供しています。菅さんはそこの会社の社長さんです。 |
看護学校を卒業後、海外航路の客船やタンカーなどに乗り込み看護師として働きながら、長い間世界の海を渡り続けていらっしゃったそうです。まさに「海の男」たちと一緒に働いていたからでしょうか。とても柔軟で楽天的な考えを持ち合わせている一方で、一本筋の通った信念や人を育てる厳しさを持ち合わせている魅力的な女性でした。
菅さんは、ケアマネ一期生であると同時に、介護保険開始と共に居宅介護支援事業所と訪問介護事業所の会社を立ち上げました。今では、常勤と非常勤を含め総勢38名のスタッフをかかえる会社になっています。
社長さんといっても、少しも偉ぶったりすることもなく、一人のケアマネとして生き生きと働いていらっしゃいます。ケアマネとして常に意識していることは、自分はパーフェクトではないと思うことだそうです。これはケアマネの資質として、とても大切なことではないでしょうか。ケアマネというのは、介護サービスを利用する人が最も快適な生活を送ることができるようコーディネイトすることが仕事です。自分の作ったケアプランがパーフェクトではないと思えるからこそ、常にその人に合うサービスの組み合わせは何だろう、他にもっと良い方法があるのではないか、と考え続けることができるのではないでしょうか。
また、菅さんは看護師からケアマネになったこともあり医療に強いのですが、逆に住宅改修などの面ではあまりくわしくないので、そこは専門の人の意見を聞くようにしているそうです。そういった意味でも、ケアマネというのは自分の専門職を一本持ち、その他の分野は別の専門職を持ったケアマネの意見を聞くという柔軟な発想が必要となってくるのだと思います。
もう一つ、菅さんは常に忘れないようにしていることがあるそうです。それは、ケアマネというのはその人の人生のラストステージにたずさわる大切な仕事であるということ、そして見送る相手は人生の大先輩であるということです。人生を自分よりも長く生きた人にはやっぱりかなわない。そのような人生の大先輩を相手にされるため、色々な本を読んだり、様々な講習に参加したりと日々勉強をされています。
アンティ・ケアには菅さんの他に二人のケアマネさんがいらっしゃいます。二人ともはつらつとした明るい方で、何かあるとすぐに担当している人の家に飛んで行くといったフットワークの軽いケアマネさんです。このようにすばらしいケアマネを育てる秘訣は何ですか、と質問したところ、二人のスケジュール管理を一切せず、二人の作ったケアプランにもほとんど口を出さないことだそうです。そうすることで、個々のアセスメントを尊重し、本人たちは自己責任が強くなり、結果良いアセスメントができるのだそうです。また驚いたことに、自社のヘルパーや訪問看護を優先して使うように、などの指導は一切していないそうです。ですから、ケアマネさんは自分の担当している人とその家族のことだけを考えてケアプランを作成することができるので、生き生きしているのだと思いました。
私は今まで、ケアマネさんは単独の事業所にした方が良いと思っていましたが、こちらの会社を訪問して、こういった会社であればケアマネさんとヘルパーさんや訪問看護の人たちが一緒に働く利点も大いにあるなと思いました。それというのも、ケアマネさんが利用している人たちから受けたクレームなどを同じ部屋でヘルパーのリーダーが聞くことができるので、すぐに対応でき、その後の教育につなげていくことができています。また訪問したその日に、担当の方の容態などをすぐにケアマネに報告できるというメリットもあります。他の会社のヘルパーさんや訪問看護ですと、早くても数日空いてからの報告になってしまうそうです。一つの介護のプロ集団として良いチームができているといった印象を受けました。
アンティ・ケアさんのような複合組織であれば今後も増えていって欲しいです。また菅さんのように、ケアマネさんには是非、『人生のラストステージにたずさわる仕事だ』という意識を持って働いて欲しいと強く思います。(2007年11月現在)
| 次回は「アンティ・ケア」の菅さんからご紹介いただいたケアマネさんを紹介します。 美人で前向きな女性ということです。また魅力的なケアマネさんにお会いできるのが 今から待ち遠しいです。どうぞご期待ください。 |
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