| ケアマネージャー(ケアマネジャー)を略してケアマネさんと呼ばれています。 ケアマネジャー(以後ケアマネさんと略します)というのは、介護が必要になった人に、必要なサービスが何かを考え、必要な物や人を手配してくれる人です。だから、ケアマネさんがいないと何も始まらないというほど肝心かなめな存在なのです。また、ケアマネさんは中立的な立場に立つことが義務付けられています。 |
では、具体的にはどんなことをしてくれるかというと、色々なサービスや業者さんなどの手配や調整をしてくれます。例えば、ベッドや車いすが必要な場合にはレンタル業者を紹介してくれ、ヘルパーや訪問看護が必要な人にはその手配、デイサービスを利用する場合にはデイサービスへの連絡や申し込みなどをしてくれます。 その他、ケアマネさんは、その人のために一ヶ月間に必要な介護は何かという計画書を立てます。この計画書を『ケアプラン』といいます。
この『ケアプラン』は毎月見直しますので、利用したけれど変更したいという場合も、その旨をきちんと伝えれば変更可能です。
とにかく、何でもやってくれますので、自分が何をしたいのか、どう生活していきたいのかをきちんと伝える必要があります。ケアマネさんと意思疎通できるかできないかで受けるサービスに差が出ると言っても過言ではありません。とにかく何でも要求し、何でも相談するということが大切です。
ケアマネさんには介護保険の中から毎月一定の金額が支払われるようになっています。ケアマネさんの訪問日以外の日に相談をしたからといって追加料金が発生するということはありませんので、少しでも気になることがあればどんなことでもすぐに相談しましょう。
| ケアマネの資格を取るには、一定の実務経験がないと受験資格がありません。 つまり、ケアマネさんというのは、実務経験もあり難しい介護の受験をパスした介護のエキスパートというわけです。 |
一定の実務経験というのは、介護や医療などの仕事を5年以上と定められているので、ケアマネさんの中には元看護士さんや長くヘルパーの仕事をしていた人が多くいます。他にも、介護福祉士や社会福祉士、福祉用具相談員などをされていた方などもいます。
ケアマネさんは利用者の方、その家族の方々およびサービス業者さんなど、皆の調整役なので、必ずしも経歴は関係ないのかもしれません。しかし、自分の得意分野には特に目がいくということはあるようです。
それにしても、取材を始めて驚いたことがあります。ケアマネさんの仕事はとても忙しいのにもかかわらず、色々な勉強会に出席して、ケアマネジャーになってからも日々勉強を続けていらしゃいます。本当に頭がさがります。
| ケアマネさんというのは、介護申請をしたら派遣されてくるわけでも、紹介されるわけでもありません。自分で選んで連絡をしないといけないのです。 では、ケアマネさんはどこにいるのかというと、『居宅介護支援サービス事業所』というところにいます。 この『居宅介護支援サービス事業所』というのは、単独で事務所を構えているところもありますが、デイサービスやヘルパーさんのいる事業所に併設されているところが多くあります。近くの事業所がよくわからないという場合には、地域包括支援センターに行って聞いてみるとわかります。 |
また、「お願いしたいヘルパーさんがいる」とか「通いたいデーサービスがある」といった場合には、そちらの事業所に直接連絡して相談してみるのも良いと思います。そうすると、自分のところに所属しているケアマネさんや、出入りしているケアマネさんを紹介してもらえます。
ただし、気をつけないといけないこともあります。
例えば、家の近所のデイサービスに通いたいと思ってそこのデイサービスに申し込みに行くと、そこのデイサービスの所属のケアマネさんが担当になります。しかし、実際にデイサービスを利用したところ、自分とは合わないから他のデイサービスに変えたいと思ったときに、そのケアマネさんがなかなか変更を受けてくれないという場合もあるそうです。というのは、そのケアマネさんはそのデイサービスをやっている会社から給料をもらっているので、自分の会社にできるだけ利益になるように考えてしまうのです。
しかし、本来ケアマネさんは中立的な立場でないといけないのです。だから、利用している人から変更の希望があれば、たとえ自分の会社の利益にならないとしても、本人に一番良いサービスを選択する必要があるのです。また、利用する人も自分の要求をきちんと伝える必要があります。我慢するのではなく、正当な権利として自分の要望を伝えましょう。
★数人のケアマネさんと会ってみて、自分と相性の良いケアマネさんを探すのも一つの方法です。
|
〜ケアマネさんに初めて会う時には、以下のことを必ず伝えましょう。〜
|
<現在の状態>
本人ができないこともできると言ってしまったりする場合があるので、必ず正しい状態を家族が伝えましょう。本人の前で言いづらければ、後でも構いませんのできちんと伝えてください。<医療的処置が必要かどうか>
医療的処置というのは、インシュリン注射、酸素ボンベの管理、投薬治療、リハビリなどがあります。 医療的処置が必要ない場合でも、服用している薬などがあれば「お薬手帳」などを用意しておきましょう。また、最近の病歴などもメモ書きで構わないので用意しておくと良いです。<どんなことをして欲しいのか>
食事の用意、家事、入浴、おむつの交換、リハビリ、住宅改修、デイサービスの利用、病院への付き添いなど、思いつくままで構いませんので、できるだけ具体的に伝えましょう。また要望には優先順位をつけておくと良いです。<介護をする人は誰か、キーパーソンは誰か>
家族の中で、誰が中心となって介護をするのか、また、何か大事なことを決める時、介護する人とは別に決定権のある人がいる場合にはその人のことを伝えておきましょう。<本人の性格>
特にデイサービスを利用する場合、にぎやかな方が好きな人であれば大規模の施設にしたり、人見知りをする人であれば小規模の施設にしたりと、施設を選ぶ際の参考になります。 また、几帳面であるとか、大ざっぱであるなどを伝えておくことで、家事や食事の用意をしてくれるヘルパーさんの手配にも配慮をしてもらうことができます。<お金のこと>
介護保険で利用できる金額には制限があります。ですので、絶対に介護保険内でまかなえるようにして欲しいのか、多少自己負担があっても本人や家族の負担を減らしたいと思っているのか、ご家族であらかじめ相談しておきましょう。 ある程度、自己負担を出しても快適に過ごしたいという場合には、月々はいくらぐらいまで出せるのか、具体的な金額をケアマネさんに伝えると、最適なケアプランを作成してもらえます。 その他、住宅の改修など一時的に大きな金額がかかる場合もありますので、どの程度まで出すことができるのかも合わせて伝えましょう。
ケアマネさんは仕事上知った内容について、口外することは絶対にありませんので、安心して相談してください。
| これかいでは、ケアマネさんをリレー形式で紹介しています。 紹介されたケアマネさんは自分が尊敬できるケアマネさんを次に紹介します。ですから、すばらしいケアマネさんばかりを紹介していきますので、どうぞお楽しみに!! |