| 名 称 | 「これからの介護を考える会」 (通称:これかい) |
| 代 表 | 伊倉 千春(いくら ちはる) |
| URL | http://www.kore-kai.com/ |
| TEL | 03-3754-3347 |
| FAX | 03-3754-3347 |
| お問い合わせ | 下記よりお問い合わせください。 →お問い合わせフォーム |
| 事務局営業日 | 平日9時〜17時 |
| ボランティアさん活動日 | 各人の空いた時間の活動 |
| ※事務局住所は個人自宅のため、ホームページ上での公表は控えさせていただいております。 | |
『介護』なんてまだ先のこと、と思っていたのに、ある日突然、けがや病気がきっかけで『介護』が必要になる。
あまりに急で、どうすればいいのか、何を調べればわかるのか、誰に聞けばいいのか、どこに相談に行けばいいのか、何を準備すればいいのか・・・本当にわからないことばかりです。
また、介護や病院見舞いに追われる日々の中で、時間的にも余裕がありません。
結局、よくわからないまま何とか介護サービスをスタートさせたものの、本当にこれで良いのかという疑問がわいてきたり、どうすれば一番良いのかわからなかったりします。介護のしくみや介護サービスの内容が複雑すぎてよくわからないから、結局ケアマネさん任せにしてしまっているという声をよく耳にします。
ある時、知人と話をしていたら、「そんなサービスがあったのか」「そんなことも頼めるのか」など、初めて知るということも少なくありません。
そんな時、介護を受けている家族が生きていれば変更したり、新しいサービスを受けたりできますが、すでに亡くなっている場合には後悔だけが残ります。
私もその一人です。
末期がんの父に突然介護が必要になり、右も左もわからない中とても苦労しました。その上、正しい介護サービスを選択できなかったことで父の死に後悔が残ってしまいました。父の死だけでも悲しいことなのに、後悔まで残ってしまったことが本当に悔しいです。
介護は知っている人が得をして、知らない人が損をするということはあってはいけないことなのです。皆が平等に、自分に最適な介護を受ける権利があるのです。
『介護』の情報をできるだけわかりやすく案内することで、『与えられる介護』ではなく、『自分で選ぶ介護』を一人でも多くの方が実現できればと思い、この会を立ち上げました。
私の失敗談 |
一昨年(2005年)に父を大腸がんで亡くしました。最初に癌が見つかってから、あっという間の一年半でした。 亡くなってから、あーすれば良かった、こーすれば良かったと後悔ばかり残っています。でも、一番の後悔は家で看取ることができなかったことです。
亡くなる二週間くらい前から入院していたのですが、一週間もすると本人が家に帰りたいと言うので、急きょ退院して家に連れて帰ることにしました。医師にも、この二、三日で帰れなかったらもう帰るのは難しいでしょうと言われ、急いでベッドや酸素ボンベの手配をしないといけない状況になりました。
あまりに突然、『介護』が我が家にやってきたのです。
当時、父は67歳でしたので『介護』にはまだまだ縁がなく、私たち家族は右も左もわからず本当に困りました。
当時は、市役所に申請に行っても、あまりくわしく説明してもらえず、ケアマネさんの事業所が載っている紙を一枚渡されて、「これでケアマネを選んでケアプランを作ってもらってください」と言われました。
私は当時、「ケアマネ」や「ケアプラン」という言葉すら聞いたことのない状況でしたので、市役所の人が色々説明する言葉全てが外国語を聞いているようでした。
けれども、介護について勉強をする時間も気持ちの余裕もありませんでした。
この二、三日中になんとしても父を家に連れて帰りたかったので、本当に時間がなくパニック状態でした。
結局、病院内のケースワーカーさんに相談して、訪問看護ができるケアマネ事業所を探し出し、そこに全てお願いしました。
とてもよくしてもらったのですが、一つ問題がありました。
訪問看護とケアマネの事業所だったので、訪問看護を受けることはできたのですが、病院の先生に往診に来てもらうことができなかったのです。
ケアマネさんが往診してくれる医師を探して往診に来てもらうことも可能だったのかもしれませんが、自分のところの訪問看護を使ってもらえなくなると困るからか、往診してくれる近所の病院(訪問看護を併設)の手配はしてくれませんでした。
そのため、結局は状態が急変したときに救急車で病院に行くことになり、病院のベッドで最後の時を迎えることになってしまいました。本人と家族の希望は、自宅で最後の時を迎えたかった・・・最後はやっぱり家で看取ってあげたかった・・・
あの時、ケアマネさんを選ぶ時、私たち家族は往診をしている病院に所属しているケアマネさんに頼めば良かったのでしょうか。それとも、訪問看護などのサービスを併設していないケアマネさんに頼めば良かったのでしょうか。その答えは今でもわかりません。
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ケアマネさんへの誤解
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私たち家族は、つい最近までケアマネさんの役割について大変な誤解をしていました。 そのため、担当のケアマネさんをずっと恨んでいました。
それは、『ケアマネさんはケアプランを作るだけで、訪問看護はしない』ということを、正しく理解していなかったためです。
担当のケアマネさんは、父が退院する時に付き添いをして家まで来てくれて、契約書などの書類を記入したりした後、父をお風呂に入れてくれました。入院していたため、久しぶりにお風呂に入った父は、本当に気持ち良さそうで嬉しそうに笑っていました。私たち家族も本当に良いケアマネさんが担当してくれたと心から感謝したのです。
ところが、次の日から一切顔を見せないし、毎日違う訪問看護の人がやってくるのですが、最初の日のケアマネさんに比べ対応はあまり良くなくて、なんだか詐欺にひっかかったような気持ちになりました。
でも、私が介護のことを勉強して初めて、最初の日の入浴はケアマネさんの心遣いでしてくれたことで、本来はケアマネさんは入浴などのサービスはしてくれないということを知ったのです。
私がもっと介護のことを知っていれば、ケアマネさんのことを誤解して恨むことも、ケアマネさん任せにして受けたいサービスを受けられずに後悔することもなかったのかなと思います。
2000年(平成12年)4月から始まった「介護サービス」。すでに7年が経ち、利用者も増え「介護」について、だいぶ認知されるようになってきましたが、まだまだ「介護」のことはよくわからないという声を多く耳にします。
また、介護保険のしくみも難しく、すでに利用している人でさえ完全に理解している人は少ない状況です。
他にも、介護サービスを「利用させてもらっている」という意識の人が多いのも現状です。
本来、「介護サービス」というのは、私たちが払っている介護保険料でまかなわれているのですから、「自分で自分の好きなように選んで利用する」という発想で良いのです。
病院などの場合には、「自分に合わない」「気に入らない」と思えば変えてしまう人が多いように、介護サービスも自分で選んで良いのです。
ただ、一方で、家族が「介護サービス」にまかせきりにしてしまうなど間違った介護サービスの利用のされ方もあるようです。
今後も「介護」利用者とその家族は増えていく一方ですが、いまだに解決できていない問題や課題は山積みです。
このような中、「これかい」では少しでも介護をする家族や介護をされる人が、より快適な「介護生活」を送ることができるよう、介護に関する様々な情報を提供し、介護に関する問題や課題を皆様と一緒に考えていきたいと思っています。